桂島で漁業に従事する方々の休憩所として、また、浦戸諸島を廻る汽船の待合所としての機能を併せ持ちます。 本敷地は、特別名勝松島の保護地域にあたるため、屋根形状は敷地南側の山を借景とした曲面としました。 建築材料は、地元企業の発展に寄与することも考慮され、基本的に宮城県産材を利用しています。 海に面した建築であり、耐候性が必要とされる外壁・床には雄勝スレート、内壁・構造材は津山杉で構成されています。 外壁の雄勝スレートは、天候、時間帯によりその表情を変え、多様な外観を現します。 津山杉は、その風合いから暖かい内部空間をつくりだしています。 屋根の形状は、X方向、Y方向共に曲面とし、どこから見ても柔らかな外観をしており、周囲を海に囲まれた敷地に溶け込んでいます。 写真撮影:FIELD 津籐氏 |
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